ネタ集を作るコト

 
 ・楽しくしなければ…と苦しんだこと

 日本語の授業は楽しく。こういう考え方は、もう当たり前かのように定着している。

 私個人の感想を書けば、この風潮ちょっと行き過ぎかなと思うときもある。一時期、どういう風にすれば楽しくできるか悩みつづた時もあった。楽しくしなければ…この思い込みで、随分苦しんだ気がする。思えば、楽しくしなければと強迫観念を持って教師が苦しむ…なんて、変な話だけど。

 ・“学習者”としての体験

 協力隊の派遣前訓練で、中国語の勉強をしていたときに、あることに気が付いた。楽しいだけじゃダメなんだと。そこでは、私は「学習者」だった。学習者になれたことで、ずいぶん「語学教師」としての勉強をさせてもらった気がする。

 おもしろい設定でロールプレイをする、歌を歌う、おもしろい議題で討論をする、ゲームをする、インタビューをする…など等。参加してみて、それらを語学力向上のための一ツールとして、しなければならない補助を教師が考えることは、とても大変だなと思ったのだ。

 やらせっぱなしの時もあった。あぁ、楽しかった。オワリ。そういう時もあった。後は、自分で、「こう言いたかったけれど、どう表現したらいいのか」とか、「どこが間違っていたか」と聞いて、役に立てるしかなかった。

 その中国語クラスのクラスメートは、全員日本語教師だった。後で、自分の不足を補うように教師をコントロールする、利用するという、このような「おりこうな学習者」は、実際にはそんなにいないんじゃないかなと思う。

 授業をする/受ける上での、「楽しさ」は、授業のスパイスとして、よりよい学習環境を作るための道具として…様々な長所があると思う。生徒が楽しそうにしてくれたら、正直言って、教師としては、嬉しいし、何だか仕事が上手く言ったような気になれる。でも、そこに知的な要素がなければ。語学教育の一環としての、何か意味がなければならないんだと、ふと、気が付いた。

 ・私の性格と学習スタイルの影響

 実は、私は参加型の学習スタイルが苦手。自分のHPで、参加型の開発教育から学ぶ活動集なんかを紹介しておいて、ナンだそりゃ!と思われる方もいるかもしれない。ゲームで時間を取られるくらいなら、自分が必要だと思う表現を導入して欲しし、何度も練習したい。そういうタイプの人間。

 楽しい雰囲気がなくても、むしろ真面目でピシッとした雰囲気のほうが集中できるタイプでもある。こういう性格だからこそ、こういうスタイルで勉強したいからこそ、自分でゲームをしたり、参加型の練習をさせたりすることに抵抗があるんだろうし、それを苦手とする生徒の気持ちのほうが良く分かってしまうんだろうと思う。

 ・“楽しい”授業の体験

 ただ、この数年で、ずいぶん考え方も変わってきた。“楽しくて、かつ、意義のある”授業を少なからず体験させてもらったからだ。学習目標がきちんとあって、導入から練習、フォローまでを考慮した活動を考え出した人がたくさんいる。そして、それをちゃんと理解して運営している教師がたくさんいる。

 そういう人たちの授業を見学したり、あるいは講義を受けたり、実践報告を聞いたりして、上手く日本語の授業の一部として取り入れていることの意味を、徐々に理解してきたのだと思う。

 まだまだ、心理的抵抗は大きくて、恐らく自分が“させられること”には、戸惑いを感じている。でも、後で、実際に役に立ったとき、記憶に残っていたとき、ふとありがたみを感じてしまう。

 ・私の生徒、高校生たち

 私の生徒は、一クラス60人サイズ。ハッキリ言って、全員が「おもしろい・楽しい」と感じる授業をすることは、不可能なんだろう。ある生徒にとっておもしろいことも、ある生徒にとっては、カッタルイことかもしれないから。しかも、微妙なお年頃。男の子が特に、学年があがるにつれて“クール”になってゆく。

 子ども扱いは厳禁。ついつい、相手が小さいものだから、態度や話し方が甘くなってしまう。私が高校生のときは、自分は子どもだと思ってなかったし(もちろん色んな意味で子どもだったけれど)、子ども扱いされたら腹を立てていたと思う。

 それでも、同じ人間だからこそ。“楽しい”授業が大好き。ゲームが大好き。おもしろい先生が好き。でも、知的な要素がなければ、飽きられてしまう。呆れられてしまう。そこが怖いところ。

 うまく“楽しさ”を授業に取り入れたい…。でも、どうすれば?それは、まだまだ考え中。試運転で申し訳ないけれど、その代わり、いつも体当たり真剣勝負で。

 ・ネタ集め

 では、実際に、どんな活動アイディアがあるのだろう。活動アイディア集が、少なからず出版されているし、協力隊の図書館に行けば、過去の隊員が作ったアイディア集がある。また、国際文化フォーラムによる“文化を取り入れた授業アイディアコンテスト”集も参考になる。

 また、ネット上にも、アルク(ネタではなくアイディア)さんや、英語教育関係のもの、みんなの教材広場、Fumi’sネットワークなどがあるので、便利。

 これだけ多くの仕事がなされているのに、私が個人でネット上に、少しのネタを公開することに、何か意味があるのか疑問に思う。どこか情報を集めやすい研究機関や出版社などでネタやアイディアを集めてくれれば、その方が便利だと思う。

 でも、どうせ知っているなら、個人のHPだからこそ、公開しちゃっていいか!?と思って、作ることにした。どう料理するかは、見る人の勝手だし、ネタ集のページを作るのくらい私にも負担は少ないし。

 ・見てみて

 …などと、ぐちゃぐちゃ悩みながらも、いつもの「行け行けGoGo」ノリで、やってしまいました。

 コチラ “日本語授業のネタ集” 

 どう思います?やっぱダメ?
 もしよかったら、使ってください。<<授業で使ってみたら…>>感想ご意見お待ちしております。

 


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