(3)教室の四隅
最初にしたアクティビティ“教室の四隅”は,講師が参加者を知るためにしたそうだ.どんな人が来て,セミナーの内容をどのくらい知っているかを把握するために.
これに関しても,日本語教育で,どんな応用ができるかが話し合われた.
・選択肢が四つある質問を考えさせる…紙に書いて提出,くじ形式で読み上げさせる.
・学習歴をきく
・好きな味覚でグループに分かれる→お薦めのレストランをグループ別に売り込む
→参加者は,行きたいところに移動しても良い
・四隅に分かれた後,討論させる.
→例えば,“旅行先”で分かれた場合,どこが良いのか,どうしてかを他と討論させる.
・分かれた後で,教師が確認の質問とチェックをする
・ヒアリングの授業で,日本の常識○×クイズ勝ち抜き戦として応用する
など.
ポイントは,「その他」というカテゴリを設けておくこと.どのグループにも入れない,決められたくない,動きたくない…という人々を受容する場所,彼らにとっての逃げ場を作っておくことが大切だということだった.
*ここで休憩に入り,開発教育でのアクティビティから日本語教育への応用を考えるという流れは,ここで終わりとなりました.次は,具体的な日本語教育の教室活動に移っていきました.
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