吉林地区日本語教師研修会 (2)

 


 <各授業内容とその授業方針>

1時間目  "自然な日本語をめざして(教室用語)" /N

 教室用語の使われ方で,よくある間違いについて指摘.具体例を出しながら解説された.また,教室用語以外でもNさんが授業時によく話される(文法的には正しいのだが)自然ではない日本語についても説明をした.

 Nさんが教師役,私CHICKPEAが生徒役で,実際の教室場面を演じ,「こういう時どう言っていますか?」と問いかけをして先生たちが普段言っている教室用語を引き出した.ちょうど指摘したい間違いが出てくるときは,それを板書して,自然な言い方を説明した.間違い例が(見学の時にはよく聞いていたらしいが)会場ででなかった場合は, 「見学の時には,こんな表現をよく聞いたんですが・・・」とNさんがそれを板書し,自然な言い方を説明していた.

参照→活動報告/「よくある教室用語の間違い
CHICKPEAから一言

講義の前日,Nさんから「CHICKPEA君は出ずっぱりだから」といきなり宣言された.教室用語が間違って使われる場面を演じる生徒A訳でセリフまでもう決まっていた.「いや〜,いきなり言うなんて中国的でしょう?ごめんねー.がぁーはっはっはっ」と豪快に笑うN氏.しかも,当日に予定変更を言い渡された.次の時間,私の授業なのにぃぃぃ.(このコメント暴露については彼女の承諾を経ています.むしろコレ書いたら?と本人に言われました・・・.)

2・3時間目 "作文" /CHICKPEA

 現在作文教育は,高考対策としての作文練習が主で高校生の段階,しかも3年生に重点がおかれている.が,本来「書く」という練習は初級段階から必要だ.初級段階からの作文の必要性を理解させ,短文作りからまとまった文章を書けるように成るための各種の方法を(体験を通して)知らせることを目的とした.また,作文を書く上での注意点にも触れた.

←作文の授業をするわたし,CHICKPEA
CHICKPEAの反省点
1

 

研修生に練習を振ったところで予想よりも,時間がかかっていまい,前半から駆け足で授業を進めてしまった.緊張していたせいで,研修生へ話を振る機会が少なくなり,ワンマンプレーに陥りがちだった.

2

簡単な日常会話さえ聞き取るのが難しい,研修生がいたのにも関わらず,内容をこなすのに必死になってしまって,反応のよい先生だけに合わせて話を進めてしまう時もあった.反応の悪い先生にも発言してもらったり,質問を振ることで参加をうながすべきだった.

3

「時間が短いので的を絞って」という目標も,結局「盛りだくさんのことを短時間で」するような授業になってしまった.

4

私自身が準備段階で学んだことがおおい.その時,ハッと気づかされたことが多かった.その「ハッとして理解する」という感覚を研修生にも体験してもらえるような講義がよい講義なのだろう.それをすっかり忘れて,整理されたものを提示しただけだったので,肝心の「なぜこれらの練習が必要なのか」という一番伝えるべきだったメッセージが,恐らく伝わらないままだったのではないだろうか.


4時間目 "教授法(練習方法)" /N
目標 

・初級中学でも高級中学でも文型の練習方法では技術的に共通している.さまざまな練習方法を通して体験的に知ってもらう

 

・導入(わかる)→機械的練習(言える)だけで終わらないよう,応用練習(使える)を意識して行う.また場面を考えた練習をすることが大切であることを理解してほしかった.

例:

最初にNさんがした練習は,文型「これは〜です」だった.次々研修生にレアリアを提示して「これはてぶくろです」「これは本です」・・・と言わせていく.その後,これは意味のある練習ですか?誰が見ても分かりますよね ?と問いかけ,このような機械的な練習だけではなく,次の段階の応用練習が必要であることを研修生に伝えていた.例えば,袋の中にモノを入れて,研修生に触らせそれが何かを当てさせたり,絵の一部を隠して(見せる場所は徐々に広げていく)何の絵かを当てさせたりしていた.次に場面を与え,その文型を使っての会話練習へと続いた.

@(授業準備の時)使用場面を考える.
A情報の差(インフォメーションギャップ)→自然な会話が成立する
B場面をつくって練習させる.

この3点がポイント.

上の練習方法意外にも,「犯人探し」や「絵を使った練習方法」「インタビュー」などの練習方法が紹介された.

CHICKPEAから一言

 ノリの良い先生と、ノリの悪い先生がいた.大方,協力的ではあったけれど.Nさんは、研修生の人の声を引き出そうとたくさん話し掛けたり、動いて側にいったりしていた.自分の授業を振り返り、あのタイミングでも研修生に話を振れた・・ああすればよかった・・・と反省点が頭に浮かんだ.
 最初の練習方法紹介では、機械的練習を先にし、比べるようにして応用練習が紹介された.後の練習方法も、多少時間がかかっても、研修生に分かりやすいよう機械的練習から入って比べてもらうのもいいのではないかと思った.
 Nさんが授業をやっている横で、スクリーンとパソコン、ビデオデッキを使って、次の授業にするはずのビデオチェックを他の先生がずっとやっていた.なぜ前日までにしておかないんだろう.見ていておかしかった.結局・・・


5時間目 "教授法(ビデオ)"  /金
スクリーンに出力されなかったので中止!急きょ6時貫目を繰上げ.



6→5時間目 "教授法(絵の描き方)" /N

 「絵パネルを持っていない」「絵が上手はない」という声をよく聞くが、授業で使用する絵は描くポイントをつかむことで誰でも描けるものである.絵を描くポイント、絵パネルを作る上でのポイントについての授業が行われた.プリントを用意し、研修生に絵を実際に描いてもらいながら授業が進んだ.
 教材として使う絵は、芸術的なものでなくてもいい点が強調された.人の表情から、動きへと徐々に描き方が説明されていく.研修生は、戸惑いながらも楽しそうに描いていた様子.

←絵を描く研修生のみなさん
CHICKPEAから一言

 Nさん自身、絵を描くことにはずっと苦手意識を持っていたそう.でも、日本語教師になってから、教材に使う絵は描けるようになったらしい.そういう中新井さんだからこそ、一番研修生の気持ちを理解して、順序良く説明できたんじゃないかと思う.駒沢さんのイラスト講座も参考にしたのだそう.
 これまた裏で、明日の授業コンクールに出る先生がパソコンとVCDを使ってチェックしている.いいのかなぁ?と思いつつ、本人や周りの先生に悪気はなさそうだし、音は消していたので、そのまま授業が終わった.

番外編 放課後

 研修生のみなさんと夕食を共にした(昼食ももちろん一緒).朝鮮族の先生たちばかりなので、もちろん料理も朝鮮料理.テーブル一面真っ赤だった.いろんな先生や校長先生たちと話せて、とても面白かった.また、他の地域の教研員たちとお話で来たことも、非常に勉強になった.

CHICKPEAから一言

 楽しかったし、勉強にもなった.けれど、朝鮮族的宴会にかかせない宴会3点セット「イッキ・カラオケ・ダンス」責めには、いささか閉口.長春に帰る日には、しばらく白酒とビールは,もう見たくないと思った.宴会での自分を思い出し、もっと大人になって、ぶっ倒れるまで付き合えばよかったとチラリと思った.けれど、一日目軽く倒れたからいいか、がんばったほうだよね・・・とも思う.

++++++++++++++++++++

 研修会や食事、休憩時には、普段出会えない先生たちや教研員の方たちと出会い話すことが出来た.
 私よりも教員歴が長い先生たちに、私が講師をするなど、最初は恐縮だったけれど、リベラルで協力的な態度で私の授業に参加してくださったことに、心から感謝しています。
 以上、内容を簡単にまとめてみました.詳しい内容や教案・授業で使われた資料などは→こちらからダウンロードしてください。

 

 

 

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